裁判長の質問

4月24日のエントリーを書いた時にある箇所に違和感があったのだが、事情がわからないのでスルーした。しかしやはり気になるので書き留めておく。


4月21日の公判で成川裁判長は神谷被告に「栗山についてどう思うか?」と問いかけたということだが、なぜそんなことを聞いたんだろう? 違和感があるというのは、例えば「矢野についてどう思うか?」という質疑ならば審理の範囲内である。矢野被告を裁くのも同じ成川裁判長だから。しかし栗山公判の裁判長は別の判事*1なのである。

成川裁判長は「栗山についてどう思うか?」という質問で、間接的に、神谷が本心から罪を認め反省しているのかどうかを見極めようとしたのだろうか?

*1:濱田の公判は東京地裁刑事第15部で裁判長は河村判事。これに併合されたということは栗山公判の裁判長も河村判事だろう。成川判事は刑事第3部。なお、この註を書いている途中で気づいたのだが、「ESPIO!」の4/17公判レポには「平成18年(わ)第3370号 濱田太平洋 強姦致傷」とあるが、これは正しくは「平成17年(わ)第3370号 傷害」らしい。第3370号という事件番号は濱田の初公判(去年9月)時点で出ている(去年10月28日のエントリー参照)。濱田も栗山と同時に強姦致傷で追起訴されたがその事件番号は不明。