裁判状況(4)

高裁判決を不服として上告していた中村と神谷の裁判はすでに終わっている、と連絡をもらった。中村は上告を取り下げ、神谷は上告棄却で、ともに刑が確定したとのこと。最高裁まで争うといっても、実際はフェードアウトするようにいつのまにか終わってしまうものなのだな。
現在の裁判状況をまとめておく。

被告人 罪状 一審判決    二審判決(判決日)   最高裁
坂場 強姦致傷、傷害  懲役3年6月 確定
舘野 強姦致傷  懲役6年 控訴
神谷 強姦致傷、傷害  懲役13年 控訴 懲役11年(2007 3/8) 上告 確定(上告棄却)
中村 強姦致傷、傷害  懲役16年6月 控訴 懲役14年(2007 3/8) 上告 確定(取り下げ)
濱田太平洋 強姦致傷、傷害  懲役15年 控訴 控訴棄却(2007 8/7) 未定
栗山龍 強姦致傷、傷害 公判中


舘野は控訴して現在手続き中、濱田は今週控訴棄却の判決を受けており上告しそうな気配、栗山はまだ公判中。
なお、栗山の裁判は2ちゃんねるの情報によると9月20日に論告求刑、10月5日に判決の予定らしい。一審判決では終わらないだろうが、バッキー裁判の帰結は見えてきた感じである。

裁判の帰結は見えてきたものの、犯罪ビデオの販売停止(回収)は実現しておらず、被害者救済策、類似犯罪の再発防止策も講じられていない。AV業界はバッキー事件から何も学んでいない。残念である。