バッキーと審査団体

バッキーの犯罪ビデオに対し全日本ビデオ倫理審査会(AJVS、略称は「全審」で「ビデ倫」とは別団体)が“審査済み”のお墨付きを与え、「審査会の偉い方」は中村件臣(集団暴行ビデオの監督・男優)に「お前は無茶やれ」と激励の言葉をかけていた。
(詳しくは20日のエントリー参照。)


栗山龍(バッキー会長)らが強制わいせつ致傷容疑で逮捕されバッキーの犯罪が表沙汰になったのが2004年12月。逮捕報道からまもなくバッキーはAJVSから抜けている(時系列表によると2005年1月にAJVSの会員名簿からバッキーの名前が消えた)。

バッキーがAJVSを抜けた(追い出された?)時期はほぼわかっているが加盟した時期は不明だったのだが、昨日バキスレに関係記事が貼られた。内容やファイル名からみて、バッキーがAJVSに加盟したのは2003年3月らしい。記事の出典はAJVSの宣伝記事

920 :朝まで名無しさん :2006/06/21(水) 17:19:14 ID m0CCOaoP
●AJVS 【全審インフォメーション Vol.16】 (全日本ビデオ倫理審査会)
新規会員紹介!! 
〜バッキービジュアルプランニング〜
設立されてまだ一年弱のピュアなメーカーが全審の新しい仲間になった!!

 全審の新しい仲間になったバッキービジュアルプランニングは昨年の4月にAV業
界とはまったく関係のない方が設立された会社で暗中模索のうちに1年間突っ走って
きたとの事だ。
 そのバッキーの全審への入会についてや、最新作や今後の活動について製作担当の
西山氏にお話を伺った。
●まず始めに審査団体に入会しようと思ったきっかけは何ですか?
西山「はい、バッキーはまだまだ、新参者でヤル気と熱意だけで1年近くやってきま
した。その中で、作品作りだけではなく、当社の作品を取り扱っていただく、ショッ
プの皆様に安心して売ってもらえる作品にすることもメーカーとしての責任ではと考
えたからです」
●いくつかある審査団体の中から、全審を選ばれた理由をお聞かせ下さい。
西山「私たちのような右も左もわからない新規メーカーにとって、作品を審査してい
ただく場というだけではなく、全審に入会されている会員さんは新作メーカーの方、
以外にもプロダクション、衣装、編集、流通業者さんなど、作品の制作から流通にか
かわる、全ての業種の方が入会されているので、そうした会員の皆様にご意見や、ご
協力をいただけることに魅力を感じたからです」



921 :朝まで名無しさん :2006/06/21(水) 17:20:01 ID m0CCOaoP
●全審に入会されて何か変化はありましたか。
西山「はい、やはり売りやすくなりましたね。それと、どんな事でも相談ができる会
員さんがたくさんいらっしゃることは、心強いですね。ただ、審査は当社が独自にや
っていた時に比べれば厳しいというのが正直なところです。作品の安全流通を考えれ
ば、仕方がない事と思いますが」
●これからの全審に何を求めてらっしゃいますか。
西山「作り手としては、もう少し基準を柔らかくしていただけたらとは思いますが、
足らない部分はどんどんアドバイスして下さい。さらに会員さんや関連の業者さんと
の交流の場を数多くもうけていただいて、それを積極的に利用させていただきたいと
考えてます」
●最後に皆様に現在のバッキーさんは、どんな作品を発売しているのか、今後どのよ
うな作品を企画し、発売していくのかをお聞かせください。
西山「現在、芸能人の噂やスクープを再現した作品や、緊縛モノを発売しています。
2月24日に発売したのが『ザ・レイプ 矢ロ○理』で3月10日に発売したばかりの作
品が『吸ってミホ!しゃぶって美穂』と『雛ポーズで秘密のハメ撮り』です。今後は
全審に入会したことを機に、諸先輩方のご意見などを参考にしながら、ユーザー様に
喜んでいただける作品を御提供できればと思っております。今は月2本ぐらいのじっ
くりしたペースですが、いずれはメジャーへを合言葉に頑張っていきます。これから
も、バッキービジュアルをよろしくお願いいたします」
(『月刊ビデオフリーク』)
ttp://www.ajvs.net/kiji/kiji200304.html

バッキーがAJVSに加盟していたのは2003年3月〜2004年12月(?)。バッキーが犯罪ビデオを製作していた時期とピッタリ重なっている。

「製作担当の西山氏」*1は「現在、芸能人の噂やスクープを再現した作品や、緊縛モノを発売しています」と自社製品を紹介しているが、バッキーが栗山龍の企画・指示によって子宮破壊シリーズという“AVの名を借りた暴力犯罪”を始めたのが2003年3月。このインタビューが行なわれた時にはすでにバッキーは犯罪に手を染めていた可能性が高い。

*1:AJVSの記事では「製作担当」となっているが、西山氏は内勤社員で撮影現場には関与していなかったらしい。西山氏は「ESPIO!」の鬼畜AV本社を直撃(2005-01-20)にも登場している。