栗山龍の公判

本日、栗山龍(バッキー代表)の公判が行なわれた。起訴容疑は強姦致傷。rin氏が詳しい傍聴レポートを書かれている。↓

rin氏には4/12のエントリーにコメントをいただいたがそのご返事も兼ねて、レポートの感想など諸々このエントリーにまとめて書くことにする。


栗山龍の公判は今日が第1回ではない?

今日が2回目。2月27日に濱田の公判があり、栗山の第1回公判はこれと併合して行なわれた。
(名無番長氏からの情報。氏は栗山の初公判はまだ先だと思い込んでいて、rin氏のブログを読んで驚いて裁判所に問い合わせたそうな。)


バッキーの仲間割れ

以下は今まで名無番長氏にもらっていたレポを自分なりにまとめたもの。


中村は昨年の公判で「長い演説」をした。中身は栗山龍に対する宣戦布告。「濱田と中村は栗山と対立して決別した」という噂は以前から流れていてそれが裁判の場で明示された格好だが、中村の露骨な言い回しは栗山起訴を予感させるものだった。


バッキーに命令されてやった。それはAV撮影をしろというもので強姦をしろという命令ではなかった。だから強姦ではない」(罪状認否における中村演説の大意)

「だから」の論理が変だが、これは「自分が強姦の罪に問われるのなら、それを命令したバッキー(=栗山)も同罪だ!」という主張だろう。「命令」という言葉にバッキー専属時代の中村と栗山の関係(強い上下関係)*1が伺われる。


仲間割れの構図はこれだけではない。いわゆる認め組の被告は「現場が暴力的な雰囲気になったのは中村のせい」という発言をしている(バキノート私見:おおむね事実なのだろうが、常習的に輪姦に参加していた犯罪者の言い訳、責任転嫁としか思えない)。
中村は栗山を道連れにしようとしているが、その中村は認め組連中に踏み台にされかかっている、という皮肉な状況になっている。


仲間割れというほどではないが責任の比重に関しても言い分が割れている。認め組の中では矢野の立ち回りの巧妙さが目につくが、被告らの証言(調書)によるとバッキー内の人間関係・序列では矢野は他の被告たちから「濱田、中村の次にえらい人」と認定されている(監督、責任者)。検事にこれを指摘されると矢野は「名目上は監督*2だったが実際に現場を仕切っていたのは中村」、「金銭を扱っていたので責任者と思われたのかもしれないが……責任者が誰かといえば濱田と中村」などと懸命に弁明した。矢野の量刑がどうなるか注目される。


猫屋の姿はなし

猫屋が裁判所に現われたのは昨年9月が最後で、それ以後は1度も傍聴してないのかな? やはり『創』2月号の記事は盗用確定ですな。


認め組のやつれっぷり

これについて名無番長氏は正反対の感想レポを受け取っているそうです。
神谷(サモハン)は初公判で別人のようなげっそりした顔に変貌していたが、強姦容疑の否認を撤回し(認め組に転じ)反省文を読み上げた時には、反省文の内容とは裏腹に顔つき・目つきがふてぶてしいチンピラ顔に逆戻りしていたんだそうな。これは伝聞の伝聞で、しかも顔の印象というごく主観的な話なのであくまで噂話のレベルなんですが。


栗山の愛人

rin氏のレポートを読んでこの箇所には笑ってしまった。中村や矢野の反逆証言よりも愛人の証言のほうが栗山にとっては命取りになるのかもしれない。栗山は愛人が大勢いると広言していたから愛人たち全部を調べたらもっと凄い証言がぼろぼろ飛び出すかも。立件まで1年もかけたんだから、警察・検察はそこら辺りはぬかりなくやってるかな?


最後に感想

とうとう栗山龍が強姦致傷で起訴され、裁判はすでに2回目。なのに報道はまったく無し。残念。今後の課題は、

  • 犯罪ビデオの流通を早急に止める
  • 再発防止策
  • 被害者支援・救済

などだろうが、報道の後押し無しでは動力が全然足りない。

*1:中村と栗山の関係:矢野の証言の中に「栗山は得体の知れない人で今でも怖い。中村は気の強い人だがその中村さえ栗山のことは恐れていた」という言葉がある。

*2:名目上の監督:「子宮破壊」シリーズの中にはパッケージに「サモハンチンポー」の名が記されているものがあるが、あれはサモハンの知らないうちに勝手に名前を使われたらしい。