ビデオ審査団体の責任

ビデ倫審査済のビデオは、仮にわいせつであっても、違法性の意識が無く、かつ違法性の意識を欠いたことに相当の理由がありうるから、故意を阻却する事がある(東京地裁八王子支部H12.10.6)。


「(日本ビデオ倫理)協会の審査済みビデオは刑法上のわいせつ図画には当たらないとの社会的認識が認められる」というのは、ビデ倫なら違法性の疑いのあるものにOKを出さないはずと思うのが常識、と司法も認めているのだな。
ビデ倫と非常に紛らわしい名前の全審(全日本ビデオ倫理審査会)はバッキーの犯罪ビデオにOKを出していた。バキスレを見ていると全審とビデ倫を混同している人が多数いて、「バッキービデオはビデ倫審査済み」と誤認している人もいる。団体名が紛らわしいからこういう誤認が起こる。たぶん全審はそれを狙って紛らわしい団体名にしたんだろう。
全審はビデ倫の社会的信用を著しく傷つけたとも言える。ビデ倫は全審に抗議するか訴えるかして、紛らわしい名前の使用をやめさせるようにしてもらいたいものだ。