名前を変えるだけで責任が無くなる?

‥‥そんなワケで、この今井義徳の会社、「ランドシティー」は、この問題のあと、すぐに「ランドリバティ」って言う社名に変えた。ナゼかって言うと、今のニポンの法律では、会社の商号さえ変えれば責任は無くなるので、休眠不動産会社からライセンスを買って、商号を変えて商売すれば、それですべてがオッケーになるのだ。「ランドシティー」を「ランドリバティ」に変えただけで、被害者への補償を何もせずに、同じ住所の同じビルで、同じ社長と同じ社員が、ナニゴトも無かったかのように平然と欠陥住宅を売り続けることができるのだ。


昨年11月、偽造マンション問題について既存のマスコミより一足早く闇人脈や業界の裏事情を鋭く暴露して一躍有名になった「きっこのブログ」を読んでいたら気になる記述があったので引用。上の引用の「欠陥住宅」を「犯罪ビデオ」に読み替えたら、そのままバッキーに当てはまる話だ。


会社の名前を「バッキー」から「コレクター」に変えただけで、被害者への補償を何もせずに、同じ住所の同じビルで同じ社員がナニゴトも無かったかのように平然と犯罪ビデオを売り続けている……。


違いは、

  • バッキーの場合は(撮影スタッフ逮捕後)社長も含めて全役員が交替している*1
  • 社名変更しただけで別の法人格にはなっていない


「ニポンの法律では、会社の商号さえ変えれば責任は無くなる」というのは信じられない話だ。続けて「休眠会社のライセンスを買って」とあるから、休眠会社などを利用して別の法人格に変身する手続きさえ済ませれば、という条件付きでの話なんだろうな。バッキーのように商号変更しただけの場合は責任が消滅するはずはないと思う。

*1:バッキー(現コレクター)の役員人事についてはバキ人物表が纏めている。