安易に名前を変える奴ら

また返信する。

ただ、ちょっとだけ、逃亡する数日前の電話の言葉。

「会長と関わってから、君変わったね、っていろんな人によく言われるよ。たぶん変わったよ。でも、俺は腐ってもああいう人間にはなりたくないね。猫屋にしてもそうなんだけど、椎葉とかも、全然関係ない仕事していたのに、こんな汚い仕事を紹介しちゃって、悪かったと思っているよ。これでだいぶ名前汚れちゃったもんな。ほんとにさ。それに関しては、いつかお詫びをするよ。俺はちゃんとそういうところは責任を持つよ。それがワルでも上に立つ者としての最低限の仁義だと思うんだけどな」

Posted by 黒猫 at July 25, 2005 02:14

(強調太字は引用者による)


上に引用した「黒猫」名義の投稿は猫屋陽平のものである。逃亡犯・濱田太平洋の言葉を披露しているのだが、「だいぶ名前汚れちゃった」という表現に濱田や猫屋のズレっぷりがよく現れている。
濱田の指揮のもと女優を監禁暴行していた現場スタッフにしても、拷問AV制作集団の一員だった猫屋にしても、その兇状は「名前が汚れた」などという生易しいものではない。自分たちのしでかした犯罪の凶悪性に対する認識が見事に欠如しているのである。
しかも、傷害容疑で立件された椎葉が裁きの場で本名(坂場三紀夫)で扱われるのと違い、猫屋の場合はその「汚れた名前」は本名でさえない。使い分けたり、都合が悪くなれば伏せたり捨てたりもできるただのペンネームである。ある程度の年月をかけ実績を積んだペンネームならまだしも、無名の映像編集屋のペンネーム。そんなものが「汚れた」からなんだというのか。人を刺し殺した殺人犯が、返り血でお気に入りのシャツにシミができちまったぜ、とぼやいているような不気味な光景である。

にしても、芦屋樹って名前も、作った早々に汚れてしまったなぁ。
当たり前か、こんな気ちがい事件ばかり書いていたら。
なわけで、昔、ジュニアノベルで使っていた名前を復活させます。
懐かしい。。
間違っても、その名前が「=猫屋」だとは、ばれないようにするつもりだけど、引きこもり諸君、分かってもさらすなよー!

(強調太字は引用者による)


2つめに引用したのはrin氏のブログへの投稿から3日後の芦屋(猫屋の別名)日記である。ここでまた名前に関する猫屋の軽薄な認識が披露されている。しかも「芦屋樹」という変名を使い始めた事情についてのくだらない嘘とともに。
「芦屋樹」というのは「猫屋陽平」というペンネームをバッキー事件から切り離すために急遽作った変名で元々汚れ仕事用だと自分でも認めていたのに、「作った早々に汚れてしまった」とは。その場その場で口から出任せに嘘を書いているから、こんなふうに以前書いていたことと辻褄が合わなくなるのである。呆れたものだ。
ちなみに、猫屋陽平(芦屋樹)の本名は岩崎悟らしい。


バッキー事件の関係者には別名を持つ者が多い。鬼畜AVの出演者が「サモハンチンポー」だの「ジャニーズ光太郎」だのという変名を名乗るのは当然のことだとしても(拷問ビデオに本名で出演できるわけがない)、濱田太平洋にしても坂場三紀夫にしてもあるいは岩崎悟にしても、別名を3つも4つも持っている。
上で書いたように、この者たちは、都合が悪くなれば別名を名乗れば過去の悪行、果たすべき責任から逃れられるとでも思っているかのようだ。


名前を変えるのは人間だけではない。拷問ビデオの制作・販売元であるバッキービジュアルプランニングも3月にコレクターと名前を変えた*1
バッキーだけではない、栗山龍の関係する企業は漏れなく2度、3度と会社名を変更している。しかも短期間に。これは典型的な“悪徳企業”の振る舞いなのだが、この方面の追及がどの程度進展しているのかはまだ明らかになっていない。

*1:バッキーのサイトでは「会社解散した」と虚偽の告知を掲載している。